【夫目線の出産体験談】1週間の前駆陣痛を支えて迎えた、わが子の誕生

 すべてのパパたち、本日もお疲れ様です。

 先日、無事に第2子となる女の子が生まれました。3200gでした。母子ともに健康で、何よりです。 今回はそのときの様子をブログに記すことで、これから出産を迎えるパパたちへの手助けになれば幸いです。

1)2回目の立ち会い出産

 妻が第2子を妊娠し、長男のときと同じく自然分娩を選びました。
1人目の出産では、妻の背中をさすったり声をかけたりと妻のことだけに集中していればよかったのですが、今回は長男と一緒だったので、抱っこしたりあやしたりしながらで、もだえ苦しむ妻と疲労困憊の夫というなかなかカオスな現場でした。

2)妻の苦しみ  終わらない前駆陣痛との闘い

 予定日の2週間前に、仕事中の僕に、妻から“おしるし”があったと連絡がありました。“おしるし”というのは、出産の前兆となる出血のことです。1人目も予定日より2週間以上早く、お医者さんから「産気づいたときは早めに病院へ来るように」言われていたため、早退して急いで自宅へ向かいました。

すぐに陣痛がくると思っていたら、待てど暮らせど陣痛は来ず。結局【前駆陣痛】という、いつ本陣痛が来てもおかしくない状態が1週間も続くことになりました。不規則に痛みも辛そうでしたが、おなかの張りがかなりしんどそうでした。おなかが大きくなるとトイレが近くなるようで、睡眠も十分に取れなかったようです。

僕は僕で、いつ陣痛が来るかもわからないうえに、仕事の段取りと保育園に通わせている長男のことも考えながら送る日々でしたので、しんどかったです(妻の前ではとても言えませんでしたが)。

3)その時は突然やってきた

 “おしるし”からちょうど7日目。その日の夕方、職場にいた僕のもとへ妻から「今回はちょっと違うかも」と連絡がありました。

すぐに職場を後にしましたが、「でもまだ予定日でもないし、どうなのかな」と少々余裕を見せながら車を走らせていると再び連絡が。「痛みの感覚が短くなっている」と、さっきよりもしんどそうな声が電話口から聞こえました。「マズい!さすがにこれは本陣痛だ!」と直感し、急いで自宅へ帰り、荷物と長男を抱えて妻と乗りこみ、病院へ向かいました。

4)分娩室での時間  

 病院に着く頃には子宮口が6cmも開いていて、そのまま入院→分娩室へ。助産師さんも「あと1時間ぐらいで生まれると思います」と言われため、いよいよ生まれるぞと緊張も高まりました。

しかし、1時間が経っても2時間が経っても、陣痛が強くなりません。ベッドでうずくまって、ただただうめき苦しむ妻。普段気丈な妻が、「もう体力が持たないかも…」と弱音をポロリ。ただそれを見ることしかできない時間は、さすがにこたえました。

そんなとき、2歳の息子の無邪気な言動が、重苦しい空気を和らげてくれました。時刻は22時を過ぎ、疲れた様子を見せていましたが、「ママ、いたいの?」と妻をトントンしたり、「あかちゃーん、出ておいで―」と叫んだかと思えば、「リンゴジュースおいしいねえ」と喉をグビグビ言わして飲んだり。

 親子で立ち会えてよかったなと思えた瞬間でした。

5)赤ちゃんの誕生 ~妻への感謝~

そんなブレイクタイムから1時間。

「もう頭が見えてますよ」という声のあと、数分で、赤ちゃんの産声が響きました。「やっと生まれてくれた!」とほっとしたのも束の間、大声で泣き続けた長男のときと違って、第2子はちょっと泣いてからすぐに寝てしまいました。

泣かない赤ちゃんの様子に心配になりましたが、「おっとりした子なんだと思いますよ」と優しく教えてくれた助産師さんの言葉でとても安心しました(どうも本当にいろんな形があるようです)。

赤ちゃんの体をふき取り、体重を図り、服を着せていただいたあと、みんなで写真を撮りました。晴れやかな妻の顔が、菩薩のように穏やかな表情だったのが印象的でした。

母は強し。心から妻に感謝です。

6)これから出産を迎えるパパへ   立ち合い出産、素敵ですよ

出産に立ち会うって、最初はすごく勇気がいることかもしれません。何をすればいいかわからないし、怖さもあると思います。
でも、ただそばにいて、背中をさすったり、手を握ったりするだけで、十分意味があるんだと今回感じました。

そして、命が生まれる瞬間に立ち会えるというのは、人生でそう何度もない、本当に貴重な体験です。
ぜひ、立ち会い出産をして、奥さんを支えるとともに、家族の思い出の1ページを刻んでほしいなと思います。

がんばるパパたちに幸あれ!本日もありがとうございました。

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